7-7

Platschute

here comes moene! I try to keep my diary

1-14 日

 

 

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起きて、甘いものをいくつかつまんだ。

洗濯をした。風が強い日だった。透明な光がカーテンを通ってこの部屋に入ってきた。白いベッドシーツに光があたった部分が綺麗だった

夕方にはDと会う約束をしていたので、まだ終わっていない提出書類などを片付けることが最優先だった。早く外に出たい、散歩したい、作業も外のカフェでしたいと思っていたが、連日遅くまで働いていて疲れていたので、ゆっくりと1日を始め、部屋で作業を始めた。

 

午前中は、Dのバンドに頼まれて作っているシングルのカバーアートを完成させるため、スキャンした作品をPhotoshopで色や光の微調整をして印刷しては見比べていた。

先週、大学でポリマーフィルムを使った印刷方法のワークショップがあり、その際に、彼の部屋の窓から見える木の写真を使って印刷をした。銅版画用のインクで刷り、プレス機で印刷したイメージは、緻密かつ物質感があり、カラー印刷の写真とはまた違った趣がある。

彼らの音楽は、柔らかい。翳りのあるところがある。暗闇かもしれない。でも、安らかさも同時にそこにあり響いてくる。カバーアートは、シンプルな見せ方をするのがいいなと思っている。

 

昼は鍋を作ることにした。白菜や豆腐、しめじ、ネギを切って、冷凍していたお肉を入れて、豆乳鍋にした。

窓を開け放つけれど、何度も吹き付けてくる風が少し冷たい。カラッとした空気の感触は自分がとても好きなものなので、わざと窓を開けている。お鍋を食べたら眠くなってきて、提出書類はまだ出来ていないのにもう夕方になってしまいそうだった。でも、とりあえず寝た。寝たら頭がスッキリすると思ったからだ。

 

20分仮眠をとって感じたのは、何かがおかしいということだった。顔が熱いし、左側の頬だけ皮が捲れてきている。原因はピアスだった。左側の耳たぶのピアスを外したら、傷のようになっており、腫れていた。金属アレルギーを起こして顔が赤くなっていたことに、昨晩からなぜ気が付かなかったんだろう、と思った。眩暈がした。それから化粧をし、着替えて待ち合わせの原宿に向かった。バスを使って向かったが、途中の乗り換えがうまくいかず、代々木八幡あたりを歩いた。初めて歩いたが、無機質で近未来的な建造物だったり、歩く人たちの雰囲気だったりが、普段の自分の見る景色と違って面白さを覚えた。

 



原宿駅の前で、彼は音楽を聴きながら待っていた。1週間ぶりに会えたのがとても嬉しかった。

表参道を歩いて、デザインフェスタギャラリーの展示に向かったが、お目当ての展示は昨日終わっていた。

会話の途中で、そういえば私は最近スケボーをやりたいんだ、ということを思い出した。それを伝えたら、supremeの店舗に連れて行ってくれた。凍ったりんごがプリントされた蛍光グリーンのボードがあり、それが私の目に入った。彼は「欲しいの、欲しくないの?」と聞いてきて、私は「これは大きすぎるかもしれないし、ちょとだけ高いし、今までスケボーやったことないのに大丈夫なのかな」とか頭でっかちになっていたけど、結局手に入れた。近所の気持ちいい道を滑りたい。それがこれから実現可能になると考えると、ウキウキする。これからテープやウィールを買って、使えるようにしていく。

 

それから、billsという高級な朝食が食べられるお店に入ったが、なんだかドギマギしてしまった。フリットミストという海鮮のフライのメニューの名前は可愛いなと思った。コリアンダーが何か忘れたまま、音が可愛いからそのカクテルを頼んだら、思った以上に草の味がしてびっくりした。でも、青汁を飲むみたいに、飲んでいるうちにだんだん慣れてきた。

夜は、彼のおうちで、彼の兄弟も一緒に、プレイステーションでシナリオゲームをした。テレビの撮影班が小説家の家を訪れて撮影をするが、その家は殺人用に改造された屋敷だった、という設定。

気がついたら深夜をとっくに過ぎていたが、ソファーの上で、ゲームの迷宮を見ている気分は心地が良かった。